それぞれの個性を活かした
活躍の場であるために。
たかさごSCHOOLおおたかの森
園長
当園では、年齢や経験の異なる先生がバランス良くいることを大切にしています。国家試験に受かったばかりの方もいれば、最近では58歳の方を採用しました。女性の多い職場は、その時の状況によって働ける時間や雇用形態が変わってきますが、さまざまなライフステージの人が働く環境だからこそ、凸凹を補い合いあうことができるんです。みんなお互いさまなので、何かの事情でお休みをするときは「ごめんなさい」ではなくて「ありがとう」と言い合うようにしていますね。
また、当園には自分の子どもを預けている先生がたくさんいます。同じ法人の園にいますから行事が被ってしまうのですが、そういう時は、なんとかその時間に抜けられるように職員同士で工夫してくれています。そういう先輩たちの姿を見て、若い先生たちも安心して働いてくれているようで、産休、育休からの復帰率も100%です。
園長職になって10年以上経ちますが、もちろんはじめからうまく行っていたわけではありません。実は園長1年目の年に、職員の3分の2が辞めてしまったんです。理由は教えてもらえませんでしたが、きっと頼りなく、ここでは働き続けられないなと思わせてしまったのだと思います。
苦しい時期を過ごしましたが、残ってくれた先生たちに何年も支えてもらい乗り切ることができました。あの経験があったから、任せてみることや助け合うことの大切さ、なにより保育園はみんなでつくるものだということを再認識することができましたね。
また、私自身が独身時代から、妻になり、母になって分かってきたこともあると思います。働いてくれる先生たちも、さまざまな時期があると思いますが、いつでも「今の自分が好き」と思いながら、心地よく長く働いてもらえる職場でありたいと思っています。
常盤平駅前NURSERY SCHOOL
園長
保育現場というのは頑張りやスキルアップによる成果が数値化しづらく、ともすればピアノが何曲引けたらOKといった画一的な評価になってしまいがちです。TaKaSaGoには、個人合わせたスキルアップに関する機会がたくさんあるので、どんどん学んでもらえる環境が整っています。研修中の表情やリーダシップ、報告などを見ながら、「良いな」と感じられた人には園内で研修のリーダー的な存在を任せています。日々の活躍や頑張りを見逃さずに、人柄なども含めた個人の個性や良さを、園内だけに留めず法人全体に伝えるのが園長の役目だと思っています。
言葉にはしないけれど、実はこうなりたい、ああなりたいと思っている方もたくさんいますので、こちらからキャリアアップの道筋を示してあげることも大切だなと感じています。
産休から復帰した年に園長にならないかと声をかけてもらいました。想像もしていなかったことだったので一度はお断りをしましたが、そのときの園長に背中を押される形でキャリアが始まりました。今でこそ若い園長が増えてきましたが、当時は、若すぎると周りからかなり心配されましたね(笑)。
それから10年以上が経ち、最近はエリア長としてもさまざまな園を見ていて、時代とともに園長の在り方も変わっていくのを実感しています。こちらの基準が当たり前の時代ではなく、周りと分かち合って答えを出していくことが大切。責任者ではあるけれど、信じて応援することがこれからの園長の仕事ではないでしょうか。
今私は40代でちょうど中間地点。世代交代をしていく中で、自分がするべきことは何か、どういう役割があるかを模索しながら、50歳になった時にもここで働いている自分に対してワクワクしていたいと思っています。
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